眺めの良い部屋
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マウイ島で子育てしながら感じることを気ままに書いています。

by aroomwithaview
6週間の日本滞在が終わって パート2
ふと振り返って反省

日本で、下の娘はクリスチャン系の私立の保育園に行っていた。突然のことだったから、何も考えずに入れた。(正直、突然入れてくれるところもあまりない)初めて学校訪問したときは、ちょっと驚いた。先生たちの言う“施設に不備がある分を愛情でカバーします”っていうのが納得だったから。先生たちは愛情たっぷりで、毎日の連絡帳には、びっしりとその日の出来事を書いてくれる。娘の一日が手に取るようにわかる。が、確かに保育園の設備は不十分だった。授業料の違いもあるけれど、マウイで行かせている私立の学校とあまりにも異なっていた。マウイの学校では、子供たちの生活する環境に美的な配慮がされていて、一言で言えば美しい。高価なものがあるわけではなく、自然な物や色で飾られた教室内、そして外の自然との調和もみごとでとにかく美しい。先生たちも温かい。(授業料もマウイの方が2倍以上。それもそのはず、教材、食材すべてがオーガニック、自然な素材と徹底している)

でも、思った。何が一番大切なんだろう?って。教育はお金をたくさん使えば結果もそれに比例するとは限らない。確かに、私立の学校が悪いわけではない。公立が悪いとも言えない。宗教に偏っているのが良いとも悪いとも言えない。ただ、個人的には宗教は知識として中立な立場に立って学んでいける環境が良いと思っている。そして、何よりも物質至上主義的な世界の中で、自分を見つけていければ良いと思っている。それをするのに、学校の教育がどれだけ大切で、私立の学校に行かせるために莫大なお金を使うのがどれだけ意味のあることなのだろう?と考えてしまう。

それは、たぶん、今まで考えたこともないクリスチャン系の学校に娘を入れてみて、“素敵な先生たちばかりだなぁ~”と心から思えたことが大きいと思う。もちろん、娘が記念日のセレモニーで聖書を暗唱したりするのを見て、驚きを隠せなかったのは事実だけれど。

大切なお金。大切に使いたいと思う。
でも、お金のために、もっと大切なものを忘れてしまうのだけは嫌だ。
by aroomwithaview | 2005-07-30 10:07 | Comments(0)
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