眺めの良い部屋
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マウイ島で子育てしながら感じることを気ままに書いています。

by aroomwithaview
こどもの日~Lei Day~Maypole~表彰式
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5月5日は子供の日。娘の学校では1年生からジャパニーズ&スパニッシュ&ハワイアンのクラスがあります。なので、頼まれてもいないのに自らボランティアデーを設定している物好きな私たち。(用意は私&トークは夫)ここ数年は“ひな祭り”と“子供の日”のお祝いをしてきます。昨年同様、鯉のぼりを作ってきました。子供ちゃんたちは目を輝かせ和紙がキレイだと言っていました。吹流しの色がきれいだとも言っていました。ほんと、可愛い子供たち。大好き。娘いわく、担任の先生もこの日を楽しみにしているらしく一緒になって作ってましたよ~鯉のぼり。(笑)
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~May Day=Lei Day~
子供の日に続いてメイ・デー(レイ・デー)。うちの学校は、レイもコスチュームも親子で用意するので結構忙しい時期になります。Hina hina(ペレの髪の毛)と呼ばれる苔の一種でレイ、ハク(髪飾り)、手足の飾りを作りました。

メイ・デーは今では労働者の祭典のようですが、欧州では春の訪れとして祝われてきた伝統的な行事で起源はローマ時代までさかのぼるといわれています。

うちの学校のレイ・デーは、創始者がオーストリア人であることと、ハワイのレイ・デーがミックスしたようです。花を身にまといHookupu(神様へギフト)を捧げ歌い踊る春の祝日です。

ハワイでは紫のジャカランダが咲き乱れる時期も5月。濃い緑の中、紫の花びらが舞うさまは、私の言葉では表現できない美しさです。

ハワイアンチャントが始まると、突然、場の雰囲気が変わるのを感じます。
空気にピリピリとしたものを感じて、なんだかハワイの神々が降りてきたかのような不思議な緊張感でした。4年生の女の子がみごとなハワイアンチャントを披露してくれました。

続いて、火山岩が敷き詰められた円形劇場で、1年生から8年生までがハワイ各諸島のためにフラを踊りました。(7諸島:Niihau, Kauai, Oahu, Lanai, Molokai, Maui, Hawaii,8年生は火の神ペレのために)校長先生(ハワイアン)もフラママと呼ばれるママグループもフラを踊りました。

~Maypole~
欧州のいくつかの国では今でもMaypole(5月柱)が飾られるようです。
柱の頂上には花飾りや色とりどりのリボンがつけられ、その周りで踊ったり食事をしたり登ったりするようです。

Maypoleやダンス(Morris Danceと呼ばれます)の起源には(エロエロ)色々な諸説があるようです。男根崇拝説とか。
まぁ、祭りには豊作、豊饒、生殖などなどを祈願するのは自然なことですもんね。

この祭りは若い男女の性交渉を奨励しているのでキリスト教に反しているということで17世紀
には前面禁止されたり、ピューリタンには“悪魔の宴”と批判されたらしいです。

それでも伝統を守りたいという人々の願いから、性的要素は姿を消し、神々や聖人を奉り豊作を祈願する祭りと称して復活したということです。

(Maypoleのまわりに戯れるというのは日本のお花見に似ていたり、リボンはこどもの日の吹流しにも似ていたりするな・・・と思いました。確か、吹流しの色は季節を表すらしいし)

この日の最後を飾ったのが8年生のメイポールダンス。
踊りながら鮮やかな色のリボンが交差し、次第に柱に編みこまれていきます。
小雨が降るなか、素足で踊る少年少女は妖精のようでした。
数年前は幼い男の子女の子だったのに、いつのまにか大人へと変身しつつある美しい姿にハッとしました。

1時間かけて編みこまれたMaypole。
6月に卒業する8年生の最後のイベントということも重なり、見守る親、先生、ちびっ子達、真剣な8年生の表情の全てがひとつに編みこまれていくようで、感慨深く涙をさそうものでした。

こどもの日~Lei Day~Maypole~表彰式_d0023642_6334452.jpgそれから娘の絵がコンテストのファイナルに選ばれたとかで表彰式に参加してきたり、なんだか、楽しく忙しく過ぎた一週間でした。ごじゃまぜ日記でした。
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by aroomwithaview | 2006-05-05 19:12 | 眺めの良い部屋 | Comments(6)
Commented by enzian at 2006-05-07 21:52
色とりどりの紐のようなものが巻かれたポールにはどういう意味が
あるのでしょうか?(ぜんぜん詳しくないので‥(^^ヾ)

エルトゥールル号事件のことはよく知っています。
その石碑にも行ったことがあります。
そんなこんなの話を聞いていたこともあって、
トルコは以前から行ってみたいところの一つなのです。
Commented by aroomwithaview at 2006-05-08 10:50
enzianさんへ

メイポールダンスの歴史は長いようですが、紐を使ってダンスを始めたのは300年にもならないようです。紐をつかったメイポールダンスの絵のリンク 
http://www.tradamis.co.uk/mayppic.htm
紐を使ったほうがキレイだけれど、確かに、最後のほうは紐も短くなり男女の体の接触もかなり密で、ちょっぴりドキドキするような光景もありました~~~きゃぁ

>エルトゥールル号事件のことはよく知っています。
その石碑にも行ったことがあります。
そんなこんなの話を聞いていたこともあって、
トルコは以前から行ってみたいところ

そうなんですか。感動的な話ですよね。時を越えて情が己にかえる、この場合は国と国なのですが、なんて素晴らしいんでしょう。

(追加)enzianさんのGWの記事はお茶目炸裂で楽しかったですよん。リュック背負って海獣と戯れる羊きのこ姿。海獣といても目線は哲学者だったりして。たまんないですね~それから、コメントがおもしろかったぁ~あっ、記事もですよ。座敷童さんとかハリーさんとかもオジサンパワー最高!でした。(し、失礼、おにいさん!?)そちら、コメント多いのでこちらで失礼しま~す。
Commented by nomarie at 2006-05-08 17:43 x
うわ−−きれいな絵(*^^*)。
お姉ちゃんは、こんなきれいな色合いの素敵な絵を描かれるのですね!
ちょっとびっくりでした。
これはパステルで?
Commented by aroomwithaview at 2006-05-08 18:31
nomarieさんへ

うわ~い。コメントありがとうございます。
そう、私も何だかよくわからず表彰式について行って驚きました。
これは水彩です。こんなに水彩で描けるとは知らなかったのでした。
土曜の朝くらいゆっくりしたかったけれど、良かった良かった~
でも、これっていかにもウォルドフ!って感じですよ。今は色を
体験しているっていう段階みたいです。
Commented by nomarie at 2006-05-10 17:59 x
そうか、水彩なんですね。それもなんだかすごい!
水彩でこんなにきれいに描けるなんて!
そして、こんな絵を書ける世界を内面に持っているんですね(*^^*)。
マウイの美しい自然の中で育つというのも、大きいのかなあ。

それにしてもウォルドフ、やっぱり憧れます。
penという雑誌があるのですが、それの最新号の特集が「子どもの教育」で。
ドイツのウォルドフ学校の記事もありました。
世界中に900あるんですね。マウイの、その一つなんだなあ…。
いやいや、またいろいろお話聞かせて下さいね(^^)!
Commented by aroomwithaview at 2006-05-11 16:51
nomarieさんへ

>そして、こんな絵を書ける世界を内面に持っているんですね(*^^*)。

いやいや、それはどうだか・・・
ただ、おもしろいなぁ~と思ったのは、夏には一時帰国して日本の学校に(私の母校で、田舎の小さな市立小学校)通います。すると、絵が突然かわります。マウイでは学校の方針でテレビをみない子が多いんです。だからか、テレビの人気キャラクターの絵を描くのをあまりみません。それが日本にいるときは、今流行のキャラクターの女の子の絵を描くようになるんです。日本にいてもテレビはみないのですが、友達の影響が大きいのでしょうね。昨年は、マツケンサンバを踊るのがクラスの課題で、テレビみなきゃ出来ないよ!と娘に言われました。

この学校、楽しくて好きですよ。私も一緒に学んでいる感じです。
でも、日本にいても学びは多いです。日本人の繊細なやさしさにはいつも感激します。(アメリカナイズされている自分を感じます)娘は、日本の友達はケンカしないね。と驚いてました。

私も、日本の話をそちらでいろいろ聞かせてくださいね!
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