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ホタル
2006年 06月 14日
誰かさんがホタルの話をしていたので、ずっとホタルのことを考えていた。
私とホタルの思い出は、アメリカ・アラバマ州。 学生をしていた私は、学生寮に住んでいてひとつの部屋をふたつに区切った 合計4人が共同で暮らす空間の中にいた。楽しかった。 けれど、ひとりの時間をこよなく愛する私としては、窒息気味になることもあった。 あの頃は、iPodもなかったし、テレビもラジオも電話もない生活をしていた。 それでも、欲しかった静寂。どうしても、外の自然の中で内の自分と関わりたかった。 そんな時みつけた、私の場所。キャンパスの片隅のベンチ。 私は、夕方になると毎日そこへ通った。誰に会うつもりもない。 ただ、ひとりで書きものをした。風景を眺めた。 夕日をみると感傷的になった。日本の家族や友達が恋しかった。 日本では朝日になる夕日を眺めることが、日本と私をつなぐ唯一の接点のような気持ちで 眺めた。 ひとりになりたがる私につきまとったものがあった。 その時間を共有したのはホタル。 あんなに小さいからだなのに、あんなに優しい温かい光りを放つホタルが嬉しかった。 私のまわりを舞うホタル。私の指にのるホタル。 あれから、ホタルはみていない。 久しぶりにホタルに会いたいな。
by aroomwithaview
| 2006-06-14 07:44
| ひとりごと
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Comments(12)
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enzian at 2006-06-15 15:05
へぇ~アラバマにもホタルはいるんですね。
きっと日本のものとは違うのでしょうが、ホタルはホタルですね。 aroomwithaviewさんの郷里にはホタルはいたのですか? ぼくもホタルの記事を書いてみたのですが、 よい写真は載せられませんでした。(^^ヾ
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aroomwithaview at 2006-06-15 16:09
enzianさんへ
>aroomwithaviewさんの郷里にはホタルはいたのですか? いえ、みた記憶ないです。 さっそく、enzianさんのところに行ってきました。 楽しみにしていたんですよ。会議が早く終わりますようにって。 なんだか、変なことになっているんですね。 アラバマでは、ほんと、囲まれるほどにいました。 幻想的な光景だったなぁ~と記憶します。 写真に撮るのって難しそうですね。
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at 2006-06-16 18:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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aroomwithaview at 2006-06-17 10:41
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あきんこ
at 2006-06-17 23:43
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アメリカの学生寮のroom sharingで「窒息しそうになった」って
すご~くよくわかります!! 私は大学の交換留学生だったのでたった1年弱の滞在だったけど 日本の実家よりなにより「静寂」が恋しかったのを思い出しました~。 週末のブランチ前の人影のないキャンパス内の芝生を 青い空見上げながら散歩して解消してたなあ。。。 aroomさんのブログ読んでなつかしい思い出にひたってしまいました。
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aroomwithaview at 2006-06-18 08:33
あきんこさんへ
あきんこさんも留学経験者でしたか。 私のいた学生寮って4人でひとつのトイレ&バス&洗面所をシェアするから、しかも国の違う人たちと共有するから、良くも悪くも刺激的な生活なんですよね。 物理的なプライベート空間が、自然の中だったりするんですよね。それ以外にないんですもんね。今でこそ、夜寝る前は、自分のやり方で寝につくことが可能ですが、あの頃って、電気ひとつにしても相手のことを考えて、消さなかったり消したりなんかで、気をつかったり。音&におい&照明には、何かと気をつかいましたね~ あ、もちろん楽しいことのほうが多かったのですが・・・ ただ、『静寂』は、今とくらべたら、意識的に探していましたね。
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あきんこ
at 2006-06-18 23:44
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おぉ、部屋にトイレ&バス付いてたんですねー。
フロアで大人数でシェアするよりある意味気を遣いますね~。 ほんと、音&におい&照明!(笑) まあ、たぶん私達日本人が気を遣うほど他の国の人は気にしてないのかも。 あ、それって偏見ですかね。 確かに楽しいけど疲れる、でも自分にとっては刺激的ですごーく 有意義な1年でした。
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soleiljap at 2006-06-19 11:23
蛍を思うとき、真空の世界にゆっくり舞う蛍がいて音がなくなってしまいます。
その風景は私のなかで大きな絵になって存在しています。いつからかしら、小説の中でみた風景なのに、とても鮮明に生々しく浮かんでくるんです。大きな妄想が未だに私を包んで、でも同じものは追いかけないでおこうと思っています。いつも夢の中に閉じ込めておこうかなって。 でも蛍は見たいです。どこに行けばみれるのかな。綺麗な水のある所、マウイには沢山いそうですね。
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aroomwithaview at 2006-06-19 14:21
あきんこさんへ
今、留学時代に思いをめぐらしていたら・・・ そう、カフェテリアでの光景。日本人は醤油を持参して全て和風に調味、フランス人は大きめのカップにココアをたっぷり注ぎ、菓子パンのような甘いものをディップして食べるんですね。しかも朝から!タイ人は、フィッシュソースとか海老を発酵させた?ソースなんかをご飯にかけるし、マレーシア人は、ご飯にピーナッツ入れたり、中近東のひとは、断食があったり、ご飯もまったく未知の味付けをするし・・・地元の人は、グレービーという肉汁を南部特有のこってりビスケットにかけて食べる。なまずのから揚げは、皿から飛び出す大きさで、みなさん、美味しそうにいただいていて・・・ちょっと泥くさくて・・・ なんだか、関係ないこと思い出してしまいました。失礼。 >確かに楽しいけど疲れる、でも自分にとっては刺激的ですごーく 有意義な1年でした 確かに、違いは、かなりの刺激でしたね。(笑)
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aroomwithaview at 2006-06-19 14:29
Soleilさんへ
>蛍を思うとき、真空の世界にゆっくり舞う蛍がいて音がなくなってしまいます。 その風景は私のなかで大きな絵になって存在しています 幻想的な風景が目に浮かびます。素敵ですね。 自分のなかで膨らむ風景って、誰のものでもなく、自分だけのもので、そんな風景が思い出の中に、確かに存在していることじたいが素敵ですよね。 実は、マウイでホタルをみたことはありません。ハワイには存在しない動植物はたくさんいます。へびもいない(はず)です。 私も、ホタルが見たいです。それでも、観光地のようになっているところには間違っても行きたくない~。偶然を求めてます。(笑)
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あきんこ
at 2006-06-22 01:02
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カフェテリア! 私にとっても一番刺激的な場所でしたねぇ。
お皿山盛りのフレンチフライにこれまたどっぷりサザンアイランドの ドレッシングかけてるの見た時には吐き気が。。。 ブロッコリは形がわからなくなるくらいやわらかいし、 ご飯はWild Riceとかいう見た事も聞いたこともないシロモノで 味もかなりwildでした。 それらを学生達はみんなお皿いっぱいいっぱいに山盛り盛りつけて、 結局全部食べないで、しかも残飯をテーブルに残してく。。。 アメリカって飽食すぎて食べ物を粗末にする文化なのかしら、と ちょっとショック&がっかりしたの覚えてます。 いろんな意味で食文化に貧しいな、とも。 私が行ってた大学だけですかねー。 オハイオですけど。 最近日本でもその傾向が見られて悲しいです。
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aroomwithaview at 2006-06-22 19:19
あきんこさんへ
がははは~。 わかりますぅ~ そうなんですよね・・・日本人には刺激的すぎます。(笑) 娘なんか、今、日本の学校給食に感動していますよ。 いろいろ細やかに配慮されている、そんな違いに8歳児でも気がつくというくらい、アメリカは大雑把ですよねぇ・・・ あきんこさんは、オハイオでしたか。 アラバマでも、フロリダでも、ハワイでも、(←住んでいた州)食べ物を無駄にするのは目につきました。いけないですよね。今では、日本の小学校も無理に食べさせないようになって、残すことが容易になったようです。私が子供の頃って、給食を残したら大変でしたよ。強制した挙句、何か問題があったら訴えられてしまいますもんね(アメリカ)。日本も、アメリカを追うのかな?嫌だなぁ・・・ |