眺めの良い部屋
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ちいさいモモちゃん
松谷みよ子さんの“ちいさいモモちゃん”シリーズが好きな娘たち。
実は、私も子供の頃好きだった。
あの頃は気づかなかったけれど、今娘たちと一緒に読んでいると驚くことがある。
“ママのところへ死神がきたこと”なんてスリル一杯で、子供たちは手をギュウッと握って目を見開いて真剣に聞いている。パパの体はなく靴だけが毎晩のように帰ってくる。それを磨くだけのママ。冷え冷えとした夫婦関係に涙するママをあっさり描写して、仕舞いには死神の夢をみるママ。

“森のおばあさん”では、植木鉢に息苦しそうに植えられている2本の木の話。植木鉢から出すと1本は元気を取り戻す。もう1本のほうは、元気になるだけでなく歩き出す。しかも、可愛らしい“やどり木”をつけている。前者がママの木で、後者がパパの木。読みながら、ちょっと苦笑してしまう。子供はこれをどう理解するのだろう?と。

アメリカに住んでいると、日本ではあまり遭遇しなかった家庭環境を目の当たりにする。娘のクラスメートの多くは、パパが2人いたり、それ以上だったり、7歳にしておばちゃん、おじちゃんになってしまったり、(前妻との間の子供が成人して子供を生んだとか)、娘と一緒に妊娠していたりとか、とにかくバラエティーに富んでいる。そして、その事実を隠すこともしない。旦那さんが奥さんより20以上年上なんてたくさんいる。パパが育児全般を担当している家庭も多い。

ももちゃんを読みながら驚く自分と、平然として聞いている娘たちに2度驚いてしまう。古い自分と新しい娘たちの狭間で苦笑して、古い両親と新しい自分の違いに微笑んでしまう。
by aroomwithaview | 2005-08-16 09:00 | 絵本